TOPページ知財情報【商標NEWS】  アメリカ、最高裁が商標THE SLANTSの拒絶に対する違憲判決

【商標NEWS】
 アメリカ、最高裁が商標THE SLANTSの拒絶に対する違憲判決

2017/06/21 商標 判決/事例紹介 米国

アメリカ
2017年6月19日 最高裁による、商標THE SLANTSの拒絶に対する違憲判決


本年6月19日、米国連邦最高裁判所により、ダンスロックバンドThe Slants のバンド名である「THE SLANTS」の商標出願に関し、「軽蔑的な表現であることを理由に商標出願を拒絶することは、憲法違反である」という判決が出されました。軽蔑的な表現を不登録事由として規定している商標法第2条(a)の合憲性について争われた注目すべき最高裁判決です。


The Slants (オフィシャルサイトより)

英語のslantは、通常は傾斜を意味しますが、(つり目の)東洋人の蔑称としても使用されています。ダンスロックバンドThe Slants は、メンバー全員がアジア系アメリカ人ですが、2011年にバンドリーダー名義で商標「THE SLANTS」を出願したところ、当該標章はアジア系アメリカ人を軽蔑するものであるという理由で、商標法第2条(a)に基づき拒絶されたため、最高裁まで争われたケースです。今回の最高裁判決では、8名の判事全員が、軽蔑的な表現であることを理由に商標出願を拒絶することは、憲法修正第1条が保証する言論の自由に反すると判断しました。

(商標部 研壁)

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