TOPページ知財情報【セミナー開催報告】  模擬裁判で分かる!中国企業からの侵害警告と訴訟対応

【セミナー開催報告】
 模擬裁判で分かる!中国企業からの侵害警告と訴訟対応

2018/03/19 判決/事例紹介 中国 セミナー

日本技術貿易株式会社(以下、NGB)は、去る2月28日(東京)と3月1日(大阪)、中国の天達共和法律事務所(以下、天達共和)と共同で模擬裁判形式のセミナーを開催いたしました。セミナーには、東京と大阪合わせて約200名の方にご参加いただきました。

NGBの宮﨑潔代表取締役社長および天達共和の張青華シニアパートナー弁護士の挨拶に始まり、総合司会はNGBの外国出願権利化サービス部門である特許部の中村有一が担当。法廷シーンでの同時通訳は、NGB顧問の張華威中国弁護士・中国弁理士・日本弁理士と天達共和の傅春涛パートナー商標弁理士が務めました(写真1・上段)。


[写真1]

午前の部 侵害発見~提訴
模擬裁判のストーリーは、原告となる中国企業が自らの実用新案権に対する被疑侵害品を発見し、弁護士に相談するシーンから始まります(同・中段)。原告企業は、弁護士と相談の結果、被疑侵害品を購入して公証手続きを行い、中国子会社で被疑侵害品を製造している日本企業に警告状を送ります。弁護士役は、天達共和の張嵩パートナー弁護士・弁理士(写真左)、原告企業は社長役としてNGB・IP総研の主任研究員としてバイオ・化学系の技術調査や特許調査を担当している呉礼、謎の日本人技術者役としてNGB特許部の中で中国出張数が最も多い一人である中辻啓が演じました。ここでの公証手続きについては、張嵩弁護士が知人の公証人の協力のもと中国で予め撮影した貴重なビデオを上映しました。

警告状を受け取った日本企業は、対応を相談すべく、弁護士に相談します(同・下段)。ここでは、弁護士役の天達共和の薛侖パートナー弁護士・弁理士(写真左)から、日本とは異なる中国実用新案の特長と実態について詳細な説明がありました。日本企業の知財部員役として、中国での模倣品摘発のサポート経験があり外国意匠も得意とするNGB特許部の増位豪己、中国子会社の駐在員役としてNGB特許部の若手演技派である牛島倫太郎が演じました。


午後の部 提訴後の無効審判、第一審、第二審
午後は、提訴された日本企業が弁護士と相談するシーンから始まり、その後、専利復審委員会での無効審判、北京知識産権法院での第一審、および北京市高級人民法院での第二審の審理の様子をご覧いただきました。

無効審判では、主任審判官役として、天達共和の関剛パートナー弁護士・弁理士(写真右)が演じました。関弁護士は、国家知識産権局より「優秀審査官」に認定され、専利複審委員会で300件以上の案件を実際に担当した経験を有しています。


[写真2] 無効審判 ※左端が筆者(高橋)


[写真3] 上: 第一審 下:第二審

第一審では、天達共和の管氷パートナー弁護士が裁判長役を担当、NGB商標部の範囲中国弁護士が書記官役を担当しました。第二審では、天達共和の何京弁護士・弁理士が裁判長役を担当。何弁護士は、北京市中級人民法院で数百件を超える知的財産案件を担当した経験を有しており、在籍中に北京市高級人民法院から「優秀裁判官」と評価されています。書記官役は、NGB・IP総研で機械系の特許調査を主に担当している郭嘉中国弁理士が演じました。第一審、第二審ともに、書記官による規律の読み上げに始まり、法廷調査、法廷弁論、調停、最終陳述まで、本番さながらの裁判をご覧いただきました。


会場では質疑応答も活発になされ、その一部抜粋を質疑応答編にてご紹介しております。セミナー後のアンケートでも「今後の訴訟対策にとても有意義」「臨場感がある内容で満足」「中国の裁判所審理と全く同じだったことに感動」と、おかげ様で数多くのご好評をいただきました。

NGBでは、世界各国の事務所と連携しながら知的財産情報を収集し、皆様に有益な情報提供を行うとともに、このような活動を通じて得られた知見の蓄積を活用し、クライアントの皆様のグローバルな知的財産活動をあらゆる面でサポートできるよう、外国出願権利化サービスや調査サービスをはじめとする各種サービスの向上に努めております。

弊社サービスについてのご質問、ご要望等ございましたら、是非お気軽にお問合せフォームよりご連絡ください。

特許セミナー事務局
(記事担当:特許第1部 高橋)
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