TOPページサービスのご紹介サービス一覧から探すLABORATORY NOTEBOOK電子記録ノートについて

電子記録ノートについて

現在の研究活動において、パソコンや電子データを使用しない場はありません。電子データから研究内容を記録するノートに反映させるには、電子記録ノートが最適であるといえます。研究内容を手書きにより記録する習慣が成立している米国においても、この考えは変わらず、電子的なデータを使用する上で生じる様々な問題が克服されています。将来的には、電子的な記録ノートが、研究開発内容を記録するノートの主流となってゆくでしょう。しかし、電子記録ノートは現在、少なくとも以下の点でまだその存在が懐疑的であり、あまり使用されていません。

法的証拠能力の欠如

電子データによる実験の記録が証拠として成立しない理由は、その内容・日時・記入者等の改変が容易な点があります。発明者が後で思いついた内容を加えるために、パソコンに設定された日付を前に設定して記録し直すということが簡単にできます。よって、十分な管理体制をもって電子的な記録を保管しておいても信頼性がなく、発明日立証のための証拠としては採用されないという可能性があります。事実、インターフェアレンスや特許訴訟で電子的実験ノートが証拠として認められたケースはこれまでありません。

ソフトの信頼性

LABORATORY NOTEBOOKの記録は、最低30年間保存する必要があります。現在の一般的な市販ソフトにおいて、30年間存在可能なソフトがいくつあるか考えた場合、その信頼性に疑問が生じてくるのは否めないでしょう。ソフトを開発するメーカーが存在しない恐れもあり、ソフトの規格がなくなることも考えられます。たとえ、新しいソフトに対応できるようなデータに変換が可能であっても、いくつかの不具合が生じるリスクを考慮すると、安易に電子的ソフトに乗り換えるのは良策でないことがおわかりいただけると思います。

以上のような理由により、米国議会や米国特許商標庁がこの電子的に記録した証拠物に対する一般的なガイドラインを定めるまでは、電子記録ノートの導入はあまりお薦めできません。


注文書・依頼書
注文書・依頼書