TOPページ知財情報【セミナー開催報告】  インドネシア商標セミナー [2018年10月]

【セミナー開催報告】
 インドネシア商標セミナー [2018年10月]

2018/11/16 商標 アジア セミナー

2018年10月25日(木)にインドネシア商標セミナーを開催しました。講師としてSKC法律事務所のAndrew Conduit氏を講師に招き、流暢な日本語で活気あふれるご講演をしていただきました。

インドネシアでは向こう10年間現在の高い労働人口比率の維持が見込まれており、ビジネスチャンスの豊富な市場への発展が期待されておりますが、商標制度には不明瞭な点が多く、実際の審査では法に書かれていないプラクティスが優先することもしばしばあります。そのため今回は、現地代理人だからこそ知り得るプラクティスを中心に学ぶ場となりました。


Andrew Conduit氏


セミナーの様子

プラクティス重視の最たる例として、インドネシアにおける商標登録審査には明確な審査基準が存在しないだけでなく、審査官によっても判断基準が異なっていることが挙げられました。
このためSKC法律事務所では、例えば、どの分類に属すべきか不明瞭な商品等があった場合には、出願前に審査官とコンタクトを取り相談することで、不要な庁指令の発生を防いでいるそうです。
また、商標の市場での侵害判断と出願審査上での類否判断ではそれぞれ異なる部門が担当しているため、同じ商標であっても異なる判断が下されることがあるというお話もあり、非常に興味深く感じました。

模倣品対策等の権利行使についてもご説明いただきました。インドネシアでは、レイドアクション(スライド1)が最も有効的な手段として採用されております。レイドアクションの詳細に加えて、警察の賄賂問題の存在や、警察との関係性の重要性等の現地の実情についても聞くことができました。


スライド1[レイドアクションの様子] 


スライド2[侵害品破壊のメディア露出]

さらに、SKC法律事務所が実際に行った、メディアの前での侵害品破壊(スライド2)の動画も見せていただきました。日本では目にしない光景で、とてもインパクトのある動画でした。
17,000もの島々で構成されるインドネシアでの模倣品根絶は困難ではありますが、少しでも模倣品を減らし売上を向上させるという目的を持ち、模倣品対策に取り組むことが重要とのことです。模倣品等でお困りのお客様は、お気軽に弊社へご相談くださいませ!

セミナーにご参加頂きましたお客様に、改めて御礼申し上げます。NGB商標部では、今後も、お客様のご興味に即応すべく、様々なセミナーを企画・開催する予定でございます。セミナーについてのご要望等がございましたら、ぜひお問合せフォームよりご連絡ください。

(商標部 松本/吉田)
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