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2006.10.01
2006年9月5日 マドプロ批准書を提出
9月5日ボツワナ政府はWIPOに批准書を提出した。国際商標登録制度にかかるマドリット協定議定書への加盟は12月5日発効し、出願可能となる。出願においては個別費用の支払が必要。これでマドプロ加盟国は69ヶ国となった。
アメリカ
2006年10月6日 商標希釈化改正法成立
商標希釈化改正法案(H.R. 683, “The Trademark Dilution Revision Act of
2005”)は9月26日上院で承認され、10月6日大統領が署名した。本法案は、2003年の Moseley v. V Secret Catalog, Inc. 事件最高裁判決(著名商標がFTDAにより保護されるためには、「希釈化のおそれ」ではなく実際の「希釈化」を示すことが必要であり、著名商標の経済的価値に対する実際の損害を客観的に証明することが必要であると判示した)に対し、著名商標の所有者が実際の経済的被害の証明がなくとも「希釈化のおそれ」を示すだけでFTDAによる保護が可能となるような条項が項目として含まれていたため、注目を受けていた。
オーストラリア
2006年9月14日 商標法改正決定
8月17日委員会が提出した知的財産法改正案は上院を通過し施行待ち状態、来年初めまでには施行される見込み。改正内容としては証明商標の改正、過誤登録商標の取消手続きの簡素化、出願書類の早期開示、延長規定の見直しなど。なお、2007年2月には料金改正の予定。
http://www.ipaustralia.gov.au/resources/news_new.shtml
エチオピア
2006年7月7日 改正商標法成立
ニース分類8版に基づく、1商標マルチ分類出願、優先権主張可能、公告公報もしくは新聞で公示予定、異議申立制度・著名商標制度あり、権利期間は登録後7年その後7年毎更新。規則は年末に新規則が発効し現在の規則が変更される。
(意匠商標部 相澤)