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2007.10.12

【意匠・商標 NEWS】 商標: イギリス、カナダ、ガザ(イスラエル)

イギリス
2007年10月1日 審査方式の改正

既報通り、2007年10月1日以降の出願(マドプロ国際出願を含む)より、イギリス特許庁は相対的拒絶理由の審査を廃止し、先願を引用する拒絶理由通知はなくなりました。1938年以来、イギリスの相対的拒絶審査制度は世界のお手本となっていましたが、ついにイギリスで廃止されることになり、ひとつの時代が終焉した思いです。ちょっと寂しい気もしますが、益々ウォッチングの重要度が高まったと言ってよいでしょう。
http://wwaw.ipo.gov.uk/tm/t-decisionmaking/t-law-notice/t-law-notice-relativegrounds.htm

* NGB 意匠商標部調査グループでは、世界商標ウォッチングサービスを行なっておりますのでご利用下さい。

カナダ
2007年10月1日 異議申立に関するニュー・ルールの採用

2007年10月1日以降に公告された出願に対する異議申立について、ニュー・ルールが適用され、全体の期限が短縮されるのみならず、期限延長も厳しくなります。その結果、異議申立書や答弁書が提出された後、ただちに証拠を準備することが要求され、延長理由や相手方の同意があっても、期限延長が認可される保障はありません。尚、10月1日以前に公告された出願に対する異議申立についても、期限延長理由の審査が厳しくなる模様です。

ガザ(イスラエル)
2007年9月13日 商標局業務再開

ガザ商標局は、この8月に業務停止状態となっておりましたが、9月13日より業務が再開され、各種出願受理・審査等の通常業務が復帰しました。

(意匠商標部 研壁)

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