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2008.05.08

白色LEDをめぐる特許無効訴訟で韓国最高裁判決

原告:Advanced Optoelectronic Technology Inc.; ITSWELL Co., Ltd.
被告:Seoul Semiconductor Co., Ltd.
Seoul Semiconductor Co., Ltd.(以下、SSC)は、白色LEDの製造方法に関する同社の韓国特許に対し、台湾のAdvanced Optoelectronic Technology Inc.(以下、AOT)がSSCの特許は無効であると申立て韓国最高裁にまで上告を行っていた事件で、勝訴したと発表した。

一方、AOTの共同原告であった韓国のITSWELL Co., Ltd.(以下、ITSWELL)とは特許ライセンス契約を締結した。このライセンス契約によりSSCは、ITSWELLによる過去及び将来の両方における白色LED製造技術の使用について特許使用料を回収できるという。

SSC幹部は今回の判決とライセンス契約締結について、「ITSWELLとのライセンス契約締結は、企業が相互に特許を尊重しようという雰囲気を醸成し、同時にLED関連企業との協力的な関係づくりにも役立つだろう。しかし知的財産権を尊重しない企業等に対しては、われわれは強硬な措置を講じていくつもりだ」とコメントした。

[Litigation Quick No.0014 (2008-04-10) 掲載]

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