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2008.06.12

【BRICs フォーカス】 インド特許出願状況:出願ルート分析

NGB・IP総研では、先月に引き続きBRICsの一角として注目されるインドにおける2006年公開特許出願状況について調査を実施した(データベース:DWPI)。インド2006年公開特許約18,000レコードの出願ルート(非PCTルート・PCTルート)を分析した。
図1にインド2006年発行公開特許の出願ルート別分布を示す。

インド2006年公開特許約18,000レコード中、非PCTルートおよびPCTルートはそれぞれ約9,000件であり比率的にはほぼ拮抗している(非PCTルート比率:PCTルート比率=49%:51%)。

2006年公開特許約18,000レコード中、外国からの出願は約14,000レコード(約80%)を占めている。この外国からのインド特許出願の出願ルート別分布を比較したのが図2である(ロシアのみ登録特許を対象)。

ブラジル・ロシアは外国からの出願の約80%がPCTルートになっているのに対して、中国はPCTルートとパリルートでの出願が約半分を占めていることが分かる。

次に外国からのインド特許出願について国籍別に出願ルートを比較したグラフを図3に示す。

日本や中韓台はパリルート・PCTルートがほぼ半分であるが、欧米からのインド出願はPCTルートが主であることが分かる。

(IP総研・技術第5グループ[IPアーキテクト]・野崎)

[備考]
・データ収録状況はデータベースDWPIに依存するため、必ずしもインド特許庁発表データと一致しない

[修正]
・図1のキャプションが「パリルート・PCTルート」になっておりましたが、正確には「非PCTルート・PCTルート」の誤りであったため修正いたしました(2008年5月30日)

図1 インド2006年発行公開特許: 出願ルート別分布
図2 BRICs2006年発行特許: 出願ルート別分布
図3 インド2006年発行公開特許: 国籍別・出願ルート別分布

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