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本年6月4日、シリア首相の決定により、シリアへ初めて商標出願を行なう場合、古くから要求されてきたイスラエルボイコット宣誓書の提出が不要となりました。但し、これまでにボイコットオフィスのブラックリストに載っていない出願人であることが条件となります。現在、シリアとイスラエルはトルコの仲介で和平交渉を開始しています。シリアは1967年の第三次中東戦争で両国の中間に位置するゴラン高原を占領されて以来、対イスラエル強硬派となっていましたが、今回の決定は和平交渉に積極的であるというひとつのアピールを目的としたものと思われます。

注:上記の首相決定は、商標出願だけでなく、特許出願及び意匠出願についても適用されます。

(意匠商標部 研壁)