IP NEWS知財ニュース

  • 知財情報
  • アーカイブ

2008.11.14

セミナー開催報告:ドイツ及び欧州における知的財産関連手続きの動向~特許訴訟と特許保護の現状~

2008年10月28日(火)、NGB・IP総研では、ドイツ・ミュンヘン国際空港近郊の街フライジングとミュンヘン市内の2箇所に事務所を構えるWinter, Brandl et al.特許・法律事務所からDr. Walter Röss弁理士、Simon Angermeier弁理士の2名をお招きし、「ドイツ及び欧州における知的財産関連手続きの動向-特許訴訟と特許保護の現状」と題しまして、セミナーを開催いたしました。
本セミナーは前半・後半の2部・4章構成で進行いたしました。

前半

1.権利行使指令2004/48/ECとドイツ法でのその施行
知的財産権の権利行使に関する欧州議会及び理事会の指令2004/48/EC(ドイツ国内では2009年9月1日施行)の概要及び主な論点、ドイツ特許法での運用について解説して頂きました。

2.ドイツ特許訴訟手続きに対する影響
上記権利行使指令がドイツにおける特許訴訟に及ぼす影響を、損害賠償や証拠提示及び保全に着目して解説して頂きました。

後半

3.欧州における特許訴訟
国境を越えた特許管轄権や、それに係る訴訟戦略等について、具体的な判例を交えつつ解説して頂きました。

4.ドイツと欧州における特許保護の取得に関する手続面
欧州特許庁の料金体系や欧州特許条約における国際予備審査について解説して頂き、ドイツにおける特許出願戦略についてコメントして頂きました。

引続きIP総研では「中国における特許の有効性及び侵害に関わる司法鑑定(仮題)」と題するセミナーを来年早々に開催予定ですので、どうぞご期待下さい。またセミナーについてのご質問・ご要望等ございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡頂けますようお願い致します。

IP総研(木村芙美子・鈴木禎嗣)

Dr. Walter Röss弁理士
Simon Angermeier弁理士
セミナー風景(1)
セミナー風景(2)

関連記事

お役立ち資料
メールマガジン