- 知財情報
- アーカイブ
2008.12.19
2008年9月17日 旧商標法の復活
ベネズエラは、2006年4月22日にアンデス共同体を脱退している関係で、本年9月17日に、旧商標法(1955年法)が復活適用されることが公示されました。これにより、国際分類の採用は中止となり、ベネズエラ分類にて出願を行なわなければならなくなっています。ベネズエラ国内においてもこの旧法の復活適用の正当性を疑問視する見方があり、国際分類が再採用される可能性があったため、弊社でも一時期新規出願を保留していました。然しながら、現状では国際分類での出願は受理されておらず、国際分類がいつ再採用されるか定かではないため、ベネズエラ分類での出願を開始しております。
ベネズエラ分類は、全部で50区分あり、国際分類と対応していませんので、国際分類上一区分でも、ベネズエラ分類では複数の区分に分類される場合があります。出願前に国際分類上の指定商品がベネズエラ分類の何類に属するか現地代理人のコメントを入手されることをお勧め致します。
更に、旧商標法(1955年法)が復活適用されたことにより、形式審査で認可された出願は、認可通知後2ヶ月以内に新聞広告を要求され、新聞広告を行なわなかった出願は取り下げたものとみなされますので、ご注意下さい。
トルクメニスタン
2008年11月15日 新商標法施行
本年11月15日より、新商標法が施行されています。かなり大幅な改正がなされておりますが、重要な改正点は以下のとおりです。
(1) 産地名称登録制度の新設
(2) 不使用取消制度の新設(登録後3年以内の不使用に適用)
(3) 著名商標の保護拡大
(4) 登録期間の起算日が出願日より10年に変更(旧法では登録日より起算)
(5) 登録前の権利侵害に対する救済の新設
(6) ライセンス登録の義務化
(7) 模倣品の定義の明確化
(8) 真正商品の並行輸入の禁止
(9) 税関による模倣品取締まりの明文化
ヨルダン
2008年11月14日 国際分類第9版の採用
ヨルダンでは、これまでニース国際分類の第7版を採用していましたが、本年11月14日より第9版が採用されております。
(意匠商標部 研壁)