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2009.08.10

ルイ・ヴィトン、「エピ」商標をめぐる訴訟で和解

Louis Vuitton Malletier, S.A.
Monastery Hill Bindery
Louis Vuitton Malletier, S.A.(以下、ルイ・ヴィトン)は2009年6月24日、同社の革製品「エピ(Epi)」シリーズの商標侵害をめぐりHertzberg, Ernst & Sons(Monastery Hill Binderyとして営業;以下、MHB)を訴えていた事件で和解したと発表した。

MHBは、ホテルの客室用バインダーやメモパッドなどの合成皮革製品を販売していたが、ルイ・ヴィトンは、それらの製品が登録商標「エピ」を侵害すると主張し、イリノイ北部連邦地裁に提訴していた。同地裁が下した同意差し止め命令では、ルイ・ヴィトンが有効な登録商標「エピ」の所有者であることが認定され、MHBは、自らの不法行為は認めることなく、問題の製品の販売中止及び在庫廃棄、さらに今後エピ商標を無断で使用するなどの侵害行為を行わないことに同意した。

ルイ・ヴィトンは1985年に革製品コレクションとして「Epi Leather」を発売した。同コレクションは、波打ったような細かい模様(「エピ」はフランス語で「麦の穂」の意味)が型押しされているのが特徴。

[Litigation Quick No.26 (2009.07.02)掲載]

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