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2010.02.04
Amgen Inc.
F. Hoffmann-La Roche Ltd.; Roche Diagnostics GmbH; Hoffmann-La Roche Inc.
F. Hoffmann-La Roche Ltd.; Roche Diagnostics GmbH; Hoffmann-La Roche Inc.
F. Hoffmann-La Roche Ltd.、Roche Diagnostics GmbH及びHoffmann-La Roche Inc.(以下、ロシュ)の腎性貧血治療薬「ミルセラ(Mircera)」の米国での販売をめぐりAmgen Inc.(以下、Amgen)が特許侵害訴訟を提起していた事件の差戻し審で、マサチューセッツ連邦地裁は2009年12月22日、遺伝子組換えエリスロポエチン製剤及びその製法に関するAmgen特許の有効性及びロシュによる侵害を認め、ロシュが米国市場で侵害品を製造・販売することを永久に差し止める確定判決を下した。この判決により5年にわたる訴訟が終結することとなった。
今回の確定判決にあたりロシュは、Amgenが侵害を主張した特許全5件(USP 5,756,349; 5,547,933; 5,955,422; 5,441,868; 5,618,698)が有効且つ権利行使可能であり、ロシュにより侵害されることを認め、さらに本件に関しロシュが主張した訴え、抗弁及び反訴などを取り下げること、また裁判所がこれを再訴不能の形で棄却することに明確に同意している。
[Litigation Quick No.01 (2010.01.07)掲載]