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2010.03.19

セミナー開催報告:追跡;知的財産戦略最前線欧州における特許訴訟に直面する日本企業の訴訟戦略

NGB・IP総研では、去る2010年2月26日、ドイツのWinter, Brandl法律特許事務所パートナーであるKonrad T. Winter欧州弁理士、Alexander Kuehn欧州弁理士をお招きし、標記のセミナーを開催いたしました。

前半は、欧州全体の訴訟制度を概観した上で、ドイツの訴訟制度や実際の手続、代理人費用を含む訴訟コストの算定法等につきご説明頂きました。審理の信頼性やスピード、コスト算定方法の明確さを背景に、「ドイツで特許訴訟を行うことのメリット」が意識される講演を頂きました。

後半は、特許侵害行為に対する損害金額算定方法や欧州域内での行為に対する裁判所管轄権、注目判例等につきご説明頂き、最後にはドイツにおける訴訟傾向や、ドイツ裁判所への提訴を可能にする訴訟戦略等につき、コメント頂きました。

欧州においては様々な「ハーモナイゼーション」が進められておりますが、各国レベルでの対応が求められる場面も多数散見されます。本セミナーが、お客様の欧州知財戦略構築の際のご参考となれれば幸いです。

NGB・IP総研では今後も様々なトピックでのセミナー開催を予定しており、今秋頃には、中国の代理人をお招きし「国家標準と知識産権」をテーマとした講演を頂く予定です。ご不明点、ご要望等ございましたら、お問合せフォームよりご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。

(IP総研・法務グループ:木村芙美子)

Konrad T. Winter欧州弁理士
Alexander Kuehn欧州弁理士
セミナー風景

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