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オランダ領アンティル
2010年10月10日 オランダ領アンティルの解体
オランダ領アンティルは、キュラソー島(Curacao)、シント・マールテン(Sint Maarten)、ボネール島(Bonaire)、シント・ユースタティウス島(Sint Eustatius)、サバ島(Saba)、の5地域から構成されていましたが、オランダ議会の承認に基づき、本年10月10日に、オランダ領アンティルが解体され、キュラソー島およびシント・マールテンはオランダ王国の自治領(autonomous countries)となり、ボネール島、シント・ユースタティウス島、サバ島の3島はオランダ本国の海外県(special Dutch municipalities)となりました。

この解体により、これまでのオランダ領アンティル全体をカバーする商標出願や更新は不可能となっています。現時点での情報では、オランダ領アンティル登録は、解体後1年以内にそれぞれの地域へ確認申請が必要となるようです。今のところ、解体後の5地域は下記のように管轄される予定です。

1. オランダの自治領となるキュラソー島およびシント・マールテンは、それぞれ独自の商標局によって管轄される。

2. オランダの海外県となるボネール島、シント・ユースタティウス島、サバ島は、ベネルクス特許庁の管轄となる。

然しながら、オランダ領アンティル解体後の移行手続については、まだ詳細が決定されていないため、詳細が判明次第、続報を掲載致します。

カザフスタン
2010年9月8日　マドプロ加盟決定
本年9月8日、カザフスタン政府はマドリッド・プロトコルへ加盟し、本年12月8日よりマドプロ国際登録出願の指定国とすることが可能となります。カザフスタンの加盟により、マドプロ加盟国は83ヶ国となりました。

イギリス
2010年9月30日　異議申立期限の変更
英国特許庁は、本年9月30日に、商標出願に対する異議申立期限の起算日に関する変更を公示し、これにより異議申立期限の算出には出願公告日が算入されることになりました。異議申立期間については、これまでと同様に2ヶ月のままですが、異議申立期限は一日短くなります。

例えば、これまでは出願公告日が算入されていませんでしたので、公告日が8月10日であれば異議申立期限は10月10日でした。今後は公告日が算入されるため、異議申立期限は10月9日となります。もちろん、異議申立期限の延長申請も、10月9日が期限となります。

以上

(商標部　研壁)