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2011.04.20

【特許・意匠NEWS】インドネシア、アメリカ

インドネシア-審査の滞貨解消へ-
インドネシア特許庁は、審査の滞貨解消のための試みを開始する回報を発行(2011年2月23日)。第1回目の拒絶理由通知書については3ヶ月の応答期限が設定されるが、期限内に応答がなされない(あるいは不完全な応答がなされた)場合、応答督促の通知が発行される(1)。期限はこの通知発行日から2ヶ月。尚、既に第2回目以降の拒絶理由通知書が発行されていて、この回報発行までに応答がなされていない件については、2011年4月30日までの応答が求められる(2)。(1)、(2)いずれの場合も、期限内に応答がなされない場合には拒絶決定あるいは出願取下げとなり、反論は認められないため注意が必要。

米国-優先審査:Track-One開始へ-
USPTOは、審査のスピードを出願人自らコントロールすることを可能にする’Three Track program’のTrack Oneを2011年5月4日からスタートすることを発表(2011年4月4日)。
Track Oneでは、Priotized examinationの申請とともに、通常の出願費用とは別に4,000ドルを支払うことにより、審査を優先してもらうことが可能となる。具体的には、平均で3年かかっている審査が、12ヶ月以内に行われる予定。但し2011年5月4日の開始から2011年9月末までに、対象とできる出願は10,000件程度に限られる見込み。
ちなみにTrack Twoは現行の審査となり、Track Threeは一定の条件を満たした出願に限り、審査着手を30ヶ月まで遅らせることができる内容となっている。尚、Track Threeについて、USPTOでは今年9月30日までに開始を目指している。

Track Threeの詳細につきましては、後日この特許・意匠ニュースにてお知らせする予定です。

(記事担当:特許部 横倉)

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