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2011.07.27
サンパウロの近郊を含む都市的地域の人口は2,018万人以上で、ブラジル最大かつ南半球最大のメガシティであり、近年ビジネス法に関する紛争がますます増えているようである。サンパウロ州高等裁判所によると、2010年に2,509件の知的財産権に関する控訴があったということで、その特別な支部を独立させる必要性が認められてきた。
この支部では控訴された事件しか管轄権を有しない上に専門の裁判官が集まっている。そのため、現在高等裁判所では判決が出されるのに1年以上かかっているが、当該支部が設置される2011年6月30日より、4ヶ月以内に判決が出されるようになることが予想されている。
(IP総研 客員研究員 ブラジル弁護士 カラペト・ホベルト)