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2013.09.20
マレーシアって?
マレーシアと聞いて、その昔の「クアラルンプール事件」を思い起こすのはおじさん世代。若い世代は「ジョホールバルの歓喜」の方がピンとくるようです。筆者にとって、クアラルンプールという響きは、泥川の合流地点という意味も手伝い、立ち入ってはいけない場所のイメージがありました。しかしながら、それも、今は昔。マレーシアは、ASEANの一角を占めるまでに成長し、それに伴い、日本を含め、多くの外国企業が進出。クアラルンプールは、東南アジア有数の近代都市となっています。
成田からの直行便で、クアラルンプール国際空港まで、約7時間。到着して目を引くのは、その非常にクリ-ンかつモダンな空港のデザイン。万博のパビリオンの中にいるようで、初めて降り立った地への不安を一気に解消してくれました。入国カードが廃止されたこともあり、入国審査も、あれっ?と思うほど、簡単に通過。晴れて、マレーシアの地を踏みました。
車社会と交通事情
不案内なこともあり、街中の移動には、タクシーが中心に。運転手さんにプリントアウトした住所を見せれば、簡単に通じます。いずれの運転手さんも、きちんと目当てのビルの真前に届けてくれました。しかしながら、クアラルンプールでも、交通渋滞が深刻な問題です。従前に現地代理人から得た情報では、タクシー移動の場合、時間に相当な余裕を持つようにとのこと。事実、ギリギリの車間距離で車がひしめき合う交差点にはまって、20分程身動きがとれず、アポイントに遅れそうなこともありました。現地の人の話によれば、マレーシアでは車を持つことがステータスであるようです。狭い街に車が溢れれば、渋滞は自明。最近では、そのような交通渋滞を避け、また、中心部の高い家賃を嫌い、郊外に移転する会社や事務所も増えているそうです。
=>後編に続く