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2014.09.19
日本国特許庁は、コロンビア商工監督局との間で、2014年9月1日より「特許審査ハイウェイ(PPH)」の試行プログラムを開始することに合意した。
南米においては、日本国特許庁がPPHを締結したのは、コロンビアが初めてである。
南米諸国においてもASEAN諸国同様に審査の遅れが懸念されており、今後、PPHの南米諸国への更なる拡大が期待される。
・日本-マレーシア間PPH
日本国特許庁は、マレーシア特許庁との間で、2014年10月1日より「特許審査ハイウェイ(PPH)」を試行することに合意した。
今回の合意により、日本国特許庁がPPHを締結したASEAN諸国は、シンガポール、フィリピン、インドネシア、タイに続き、5ヶ国目となる。
マレーシアには既に対応出願国の特許を利用する制度として修正審査請求制度がある。PPHと修正審査請求をどのように使い分けるかは出願人によって今後の検討事項となるだろう。
(記事担当:特許第1部 飯島)