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2015.02.25

【特許・意匠ニュース】シンガポールの登録特許・意匠、カンボジアでも有効になる見通し

シンガポールの登録特許・意匠、カンボジアでも有効になる見通し
シンガポール知的財産庁(IPOS)は、2015年1月23日にプレスリリースを発行し、2015年1月20日にカンボジア特許庁との間で覚書を締結したと発表した。
発表によれば、シンガポールに出願した後、カンボジア内で一定の承認手続きを経ることで、カンボジアにおいてもシンガポールと同様の権利(特許または意匠)を取得できるようになる見通しである。この取り組みは、既に施行されているASPEC (ASEAN Patent Examination Cooperation)のような特許ワークシェアリングを補うものであり、ASEAN域内でのより迅速な知財保護を可能にする狙いがある。

シンガポールは上述のASPEC普及に際しても主導権を握るなど、同国のIPハブ構想は着々と推し進められており、これからも目が離せない。

IPOSプレスリリース: “Patents and industrial designs registered in Singapore to gain recognition in Cambodia” (2015年1月23日発表)

(記事担当: 特許第1部 加藤)

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