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2016.05.23
今回のアメリカ商標セミナーでは、調査・出願・更新といった基本的なトピックを取り上げましたが、改めてフルサーチ・使用見本・指定商品の記載方法・マドプロルートの登録後の更新管理など、アメリカ特有の注意点について解説がありました。その解説は、教科書的な説明にとどまらず、具体例や実際の判例を示しながら行われたので、ご参加頂いたお客様からは大変好評でした。その中でも印象的だったのが、(1) 使用見本に関する判例、(2) 指定商品の記載方法に関するアドバイス、(3) マドプロルートの場合の注意点、です。
昨今の情報社会においては、インターネットのウェブサイトを使用見本として提出することが少なくないと思いますが、サイト上で購入できる手段(「カートに入れる」ボタンや電話番号等)が表示されているかどうかが、適切な使用見本となるか否かの重要なポイントであることを改めて認識致しました。
指定商品の記載方法については、商品分野毎に具体化の程度が異なっており、また、どのような点を具体化すべきなのかも商品分野毎に異なっている点(例えば、薬剤であればどの疾患を治療する薬なのかを特定する必要があり、機械であれば種類や機能を特定する必要がある等)は改めて勉強になりました。
アメリカ商標に関する書籍は日本でも数多く出版されており、基本的なアウトラインについてはご存知のお客様も多くいらっしゃいますが、Ibrahim氏が分かりやすくかつ丁寧な講義をしてくださったため、多くのお客様から「分かりやすかった」、「ためになった」という声を頂きました。
セミナーにご参加頂きましたお客様に、改めて御礼申し上げます。NGB商標部では、今後も、お客様のご興味に即応すべく、様々なセミナーを企画・開催する予定でございます。セミナーについてのご要望等がございましたら、ぜひお問合せフォームよりご連絡ください。
(商標部 金山)