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2017.11.01
2018年1月1日 付加価値税の導入
2016年3月に、湾岸協力会議(GCC)は、付加価値税(VAT)を導入することを発表しましたが、GCC諸国のうちサウジアラビア及びUAEの二ヵ国は、2018年1月1日より5%のVATを導入することを決定しています。VATの導入により、これら二ヵ国における代理人のサービス料にもVATが課されることになりますので、可能であれば本年中に新規出願や更新出願等を行うことをお勧め致します。
その他のGCC諸国であるバーレーン、クウェート、オマーン及びカタールでは、遅くとも2019年1月1日までにVATが導入される予定です。
注:GCCは、中東・アラビア湾岸地域における産油国の地域協力機構です。GCC諸国は、これまで原油収入で潤っていましたが、VATは原油価格の下落による歳入の急減を補填するために導入されます。
(商標部 研壁)