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2018.02.21
ブラジル特許庁は、2018年1月23日より新たな試験プログラムとなる「予備審査通知(Pre-Examination Written Opinion)」プログラムを開始することを発表しました。
本プログラムが適用された出願では、出願人に60日以内の応答を求める旨の通知がなされます。この通知では、対応国の出願審査で挙げられた引用文献が引用され、補正書や意見書の提出が可能になります(*)。応答期間内に応答しない場合には出願を放棄したことになります。
* ブラジル出願では、通常、出願に対する自発的な補正は審査請求時まで可能です。
本プログラムの適用対象として、1技術分野あたり40出願がブラジル特許庁により選出される予定です(特許庁は20の技術分野で構成されており、合計800出願が対象となる見込みです)。
(記事担当:特許第1部 杉田)