- 知財情報
- アーカイブ
2018.04.09
中国弁護士・中国弁理士・日本国付記弁理士
張 華威
2018年3月に開催された第13回全国人民代表大会で、中国国務院から提案された大規模な行政機関組織改編案が可決されました。
中国知的財産権関連の主管部門については、現行の組織では、専利(特・実・意を含む)は国家知的財産権局(SIPO)で管理され、商標は工商行政管理総局(SAIC)の商標局で管理され、地理的表示は国家品質監督検査検疫総局(AQSIQ)で管理され、分散した管理形態となっております。
今までは、主管部門の違いにより、専利・商標・地理的表示の権利化や行政摘発の実務はかなり異なっておりましたが、特許、商標、地理的表示が一元管理されることによりどのような影響があるか、注目していきたいところです。