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2019.08.21
https://en.xlpat.com/
XLPATは、例えば新規性調査や先行例調査を行う「NOVELTY CHECKER」、無効資料調査を行う「INVALIDATOR」、特許ポートフォリオを分析する「PATDIGGER」、特許情報を分析する「IP LANDSCAPER」、侵害証拠調査(Evidence of Use)を行う「EOU」などのユニークな機能を備えています。
本稿では、3回に分けて、XLPATの機能の一部をご紹介します。
第一回目にご紹介するのは、「NOVELTY CHECKER」のビデオサーチ機能です。
「NOVELTY CHECKER」は、先にご案内したように、ある発明のアイデアに対して、新規性調査・先行例調査を行う機能です。
調査・検索の手順は簡単で、(1)まずは発明の内容を文章で入力し、(2)構成要件の特徴に対して重み付けを行い、(3)ヒットした文献を出力する という手順になります。
XLPATは、特許の情報だけでなく、非特許の情報も検索対象とすることができます。非特許の情報としては、ウェブサイトの情報、技術論文(IEEE等)や標準規格の情報などが調査対象となります。
特にユニークなのは、ウェブサイトの情報にYouTube などの動画も検索対象として含んでいる点です。
動画は映像と音声の情報からなりますが、これに対してどのように文字情報として検索しているのかをXLPATの開発者に尋ねたところ、YouTube等の動画内の会話の情報をテキスト化して保持していて、その会話のテキストデータを対象に検索を行っているとのことでした。例えば、何かの製品を説明している動画であれば、その製品の特徴などの説明が検索対象になります。もちろん説明がない映像だけのソースは検索対象にはなりませんが、製品の紹介等であれば大抵は説明の音声が含まれているのではないでしょうか。
以上、XLPATの機能の一部をご紹介させて頂きました。次回は、「PATDIGGER」の機能についてご説明する予定です。
(IP総研 本田竜一)
※ 更にXLPATについて詳細を知りたい方、体験を希望される方は、弊社のお問合わせフォームよりご連絡ください。担当者よりご案内致します。