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2022.04.28

特許部 毛塚もも

【特許・意匠ニュース】ドイツ特許法改正- 外国特許担当者が押さえておきたい変更点

「ドイツ特許商標庁(DPMA)の業務範囲拡大及び特許費用法改定に関する法律」および「特許法等改正に係る特許法の簡素化・現代化のための法律」に基づき、DPMAでの手続に関する改正法の一部が2022年5月1日に施行されます。また、2022年7月1日には、特許の年金額が改定されます。
外国特許担当者が押さえておきたい改正点を以下にまとめます。

■ PCT 出願の国内段階への移行期間の延長(施行:2022年5月1日)
2022年4月30日以前に30か月移行期限が満了していないPCT出願を対象に、ドイツ国内段階への移行期間が、30か月から31か月に延長されます。

■ 発明者の表示(施行:2022年5月1日)
発明者の申請により、特許公報および登録簿における発明者の氏名と所在地の記載を省略できるようになりました。

■ 実用新案の分岐出願の簡素化(施行:2022年5月1日)
DPMAに対してすでに提出されている特許出願書類及びその翻訳文については、分岐出願の際の再提出の必要がなくなりました。分岐出願とは、特許出願から派生的に出願される実用新案出願のことで、英語ではsplitting-off applicationやbranch-off applicationと呼ばれています。分岐出願の原出願となる特許出願には、ドイツ特許出願、欧州特許出願、およびPCT出願が含まれます。

■ 特許の出願維持年金・登録後年金の値上げ(施行:2022年7月1日)
特許の出願維持年金・登録後年金について、以下の通り値上げがなされます。

(参考)
・ドイツ特許商標庁の発表(2021年9月7日付)
https://www.dpma.de/english/our_office/publications/important_notices/hinweis_07092021/index.html
・ドイツ連邦共和国官報―特許年金の料金表
https://www.bgbl.de/xaver/bgbl/start.xav?startbk=Bundesanzeiger_BGBl&start=//*[@attr_id=%27bgbl121s4074.pdf%27]#__bgbl__%2F%2F*%5B%40attr_id%3D%27bgbl121s4074.pdf%27%5D__1650609525011

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