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2022.05.17

特許部 亀村 尚弘

【特許・意匠ニュース】シンガポール、庁費用改定

シンガポール知的財産庁(IPOS)は2022年3月11日に庁費用改定を発表しました。新料金は2022年5月26日から適用される予定です。改定される庁費用の多くは値上げですが、意匠の出願費用については値下げされます。改定される庁費用の一部を以下に記載します。

I. 特許

1.出願費用
(a) パリルート又はIPOSへの直接出願
旧料金:160 SGD
新料金:170 SGD(*約16,000円)

(b) PCTルート、シンガポール国内段階移行出願
旧料金:200 SGD
新料金:210 SGD(*約20,000円)

2.サーチレポート又は補充サーチレポート請求費用
旧料金:1,650 SGD
新料金:1,735 SGD(*約163,000円)

3.審査請求費用
旧料金:1350 SGD
新料金:1420 SGD(*約133,000円)
※20クレームを超えると1クレームあたり40 SGD追加(改定前と同様)

4.サーチと審査の同時請求費用
(a) PCT国際段階の国際調査報告書又は国際予備審査報告書がIPOSによって作成された場合
旧料金:1650 SGD
新料金:1750 SGD(*約165,000円)

(b) 上記以外の場合
旧料金:1950 SGD
新料金:2050 SGD (*約193,000円)
※(a)および(b)のいずれの場合も、20クレームを超えると1クレームあたり40 SGD追加(改定前と同様)

5.登録費用
旧料金:200 SGD
新料金:210 SGD(*約20,000円)
※20クレームを超えると1クレームあたり40 SGD追加(改定前と同様)

6.年金
年金は出願日(PCTルートの場合には国際出願日)を起算日として5年次以降発生します。今回の庁費用改定により、年金についても15%~18%値上げされます。例えば、5年次から10年次までの年金は以下の通りです。

(a) 5~7年次
旧料金:140 SGD
新料金:165 SGD(*約16,000円)

(b) 8~10年次
旧料金:370 SGD
新料金:430 SGD(*約40,000円)

II. 意匠

出願費用
旧料金:250 SGD
新料金:200 SGD(*約19,000円)

*: 1シンガポールドル (SGD) = 94円(2022年5月6日の為替レート)で算出

(参考)
https://www.ipos.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/annexb-circular-11mar2022.pdf

https://www.ipos.gov.sg/news/updates/ViewDetails/circular-revised-launch-date-for-ipos-digital-hub-decommission-date-for-ip2sg-effective-date-of-legislative-amendments-and-fee-updates-excluded-days/

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