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2023.01.26
商標部 関口
2020年10月から始まったミャンマー商標法のソフトオープニング期間ですが、当初6か月間と目されたにも関わらず、2021年の軍事クーデターによる影響もあり、今日まで長らく続いている状況です。その間、ソフトオープニング期間の特例を利用した、所有権宣言書や新聞警告に基づいた多くの商標出願が申請されていますが、法の正式な施行に関しては、何も通達がなく、出願に進展がない状況が続いていました。
かように、先が見通せないと思われていた矢先、2023年1月12日、ミャンマー商務省より、2023年3月に商標法の施行、同4月にグランドオープニング開始の見込みとの発表がなされました。施行に伴い、庁費用の明細も発表される見込みです。既に申請済みの出願は、出願要件を具備するために、庁費用を追納付する必要があります。
また、所有権宣言書、新聞警告等を基礎とするソフトオープニング出願は、グランドオープニング開始までは、依然可能です。
現状では、3月商標法施行、4月グランドオープニングとの見込みのみが発表されており、その詳細は、まだ明らかではありません。ミャンマーの現地情報は流動的であり、急な変更、撤回の可能性も否定できませんが、弊社では、更なる情報収集に努めて参ります。