- 欧州
- 通達・運用変更
2023.02.21
特許部 前澤 徹
2023年1月31日、欧州特許庁(EPO)は、庁料金の値上げを発表しました。改定後の料金は、2023年4月1日以降の庁手続に適用されます。
EPOの料金改定は、昨年に引続き実施されます。値上げされた料金項目の上昇率を平均すると、昨年の改定では約3%であったところ、本年の改定では約5%となっており、昨年と比較して上昇率が増加しています。
主な項目の改定料金は以下のとおりです。なお、維持年金は、第6年以降も約5%ずつ値上げされます。
項目 | 現行料金 | 改定料金 | 差額* | 上昇率 |
出願料(オンライン) | €130 | €135 | ¥725 | 3.85% |
調査料 | €1,390 | €1,460 | ¥10,150 | 5.04% |
指定国料 | €630 | €660 | ¥4,350 | 4.76% |
審査料 | €1,750 | €1,840 | ¥13,050 | 5.14% |
登録料 | €990 | €1,040 | ¥7,250 | 5.05% |
審判請求料 | €2,785 | €2,925 | ¥20,300 | 5.03% |
維持年金(第3年) | €505 | €530 | ¥3,625 | 4.95% |
維持年金(第4年) | €630 | €660 | ¥4,350 | 4.76% |
維持年金(第5年) | €880 | €925 | ¥6,525 | 5.11% |
* 換算レート:1ユーロ=145円の場合
(参考)
・EPOの発表(2023年1月31日付)
https://www.epo.org/law-practice/legal-texts/official-journal/2023/01/a2/2023-a2.pdf
・【特許・意匠ニュース】欧州、特許庁料金改定(2022年2月17日付)
https://www.ngb.co.jp/resource/news/3851/